金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん


金持ち父さん貧乏父さん 金持ち父さん貧乏父さん
筑摩書房 筑摩書房 白根 美保子
¥ 1,680


パーソナルファイナンス専門の作家で大学講師でもあるロバート・キヨサキが、全く違うタイプである2人の人物の影響を受けて構築した、ユニークな経済論を展開している。1人は高学歴なのに収入が不安定な彼自身の父親、そしてもう1人は親友の父親で、13才のとき学校を中退した億万長者である。彼の「貧乏人のパパ」は一生のあいだ金銭問題に悩まされ、ついには家庭生活崩壊の憂き目をみる(立派な人物ではあるが、週払いの小切手では家計が潤うことは1度もなかった)。一方、「お金持ちのパパ」はそれとは全く対照的な人生を謳歌することとなる(「金のために働く下層・中産階級」が「自分のために使う金には困らないお金持ち」になったのだ)。この教訓を肝に銘じていた筆者は、47才で仕事をリタイアすることができた。コンサルタント兼公認会計士のシャロン L. レクターとの共著である本書では、彼とお金との関わりあいを支えてきた哲学が披露されている。
筆者の言い分が延々と続くのにはうんざりさせられるが、それでもなお、学校教育では絶対教えてくれない「経済面でのリテラシー」の必要性を主張する本書は説得力がある。変わりばえのしない仕事を極めることよりも、収入を元手に資産を賢く殖やすことの方が、最終的には必ず人生に富をもたらすという主義に基づき、仕事に見切りをつけるための資産を得るにはどうしたらよいかを教えてくれる。
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■一つの考え方として 評価5 日付2008-08-18
この本はお金に対する考え方を変えさせてくれる名著である。
お金に執着心がない方でも、この本から別の世界を見てみたいという好奇心にかられ、実際に投資をしてみたいとまで思うだろう。
実行に移したいとまで思わせてくれる本はなかなか出会えないので、一読していただきたい。

ただ、この本は日本人に合わない表現も多い。
日本人の価値観と欧米人の価値観を一緒に考えて読むと、この本の嫌な部分が見えてくるであろう。
例えば、勤勉なお父さんを貧乏父さんと称し、ラットレースから抜け出せないなどという表現は、日本人の価値観からは許せないものである。
ただ、このような表現から、著者の読者をラットレースから抜けださせたいという想いも伝わってくる。
しかし、ここで問題なのは経営者がいても、縁の下の力持ちがいなければならない事実があり、そのような人たちを見下す表現である。

そのような点を割り切って読めば、参考になる本であることは間違いない。
■思わぬ大金を手にした人に 評価3 日付2008-08-14
読みやすくわかりやすいです。
勤勉をバカにするような表現も話題を呼ぶ為にしたものだと思います。
自分の資産がこのままで良いのか疑問を感じ始めた人の入門書には良いかもしれませんが
すでに運用について勉強してる人やとにかくお金持ちになりたい人には勧められません。
大した内容ではないし真に受けて一攫千金を狙うとロクなこと無いでしょう。
お金に対する知識が殆どないのに高額当選や相続等で思わぬ大金を手にした人がそのお金を使い切る前に読んでみるには良いかも。
■おもしろい 評価5 日付2008-08-12
辛口評価をされている方も多いですが、良書だと思います。
実際に売れている事は世の中のニ-ズがあるという事だし。勉強されている方は、そのレベルの本と言われるが学ぶ場所がない人にとってはキッカケの本となります。

■投資を考えるきっかけ 評価4 日付2008-08-09
会社で昇格して給料があがっても払う税金が増え、持ち家を購入することによって負債を抱えることになり、一生働き続けるというラットレースが続いていくというのは真実だと思う。その対策として、会社を経営し、株式・不動産投資をするというのも金持ちになるアイデアの1つとしてとても参考になった。また、忙しいを言い訳にして行動を起こさない、ろくに調べもしないでリスクがあることを批判するというのはもっともで、自分にも当てはまることがあると思った。投資をすることが必ずしも金持ちになって幸せになるとは思わないが、自分のお金をどう運用していくかを考えるきっかけにはなった。

■「お金についての考え方」を学べるが、人生はそれが全てではないことも忘れてはいけない 評価3 日付2008-07-22
この本を読んだのはちょうど2年前くらいでしょうか。
正直、まだ批判的な思考について勉強していない時期でしたので、一時期はかなり影響を受けました。

具体的には、「社長になろう!」と決めて、如何に利益が出る事業がつくれるかを思案していました。
また、「金を得たら資産運用だ!」と決めて、運用テクニックを学んでおりました。

正直、自分自身振り返って、何たる安易に影響を受けてしまったのだろうと反省しています。
「俺は一生ラットレースをするのか?」との自身に対する問いかけに、「そんなの嫌だ。お金に苦労するのなんて絶対に嫌だし、働かなくてすむくらいに金はあった方が良いに決まっている。」という答えに至った結果ですが、今振り返っても、この本の影響力には関心させられます。

そんな私から、この本を読もうと思っている方にアドバイスさせて頂きますと、

この本は「お金の視点」を増やす上でとても良い本だと思いますが、
あくまで「お金についての考え方」つまり、「お金」についてのみ書かれた本だということを決して忘れないでください。

人生に必要なのはお金だけじゃないですよ、ということです。
充実した仕事、ワークライフバランスのとれた生活、楽しめる趣味、成長を応援しあえる良好な人間関係、心身を良好に保つための健康、道理を知り、人間性を高める学習・・・など、
人生に必要なのは本当にお金だけじゃないんですよ。

何より、お金駆動で仕事を考えるのは、あなたが「生き生きと充実できる仕事」から離れてしまう可能性も含んでいることを忘れないでください。
「好きなことを仕事にしなさい」と言えるほど、私の眼は純粋ではありませんが、「考慮すべき論点である」ことは言い切れます。

ささやかですが、以上がアドバイスです。
もし、お役に立てたとしたら、嬉しいです。
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